「周りの人はきれいにしているのに、私は部屋を片付けられないのは病気だから？」と不安に包まれる場合もあるでしょう。
実際、片付けられない理由が病気による場合もあります。

今回は、片付けられない病気の特徴や病気でなくても片付けられない場合の原因も解説します。また、対処法をご紹介しますので片付けができない悩みがある方は、ぜひ検討してみてください。

片付けられないとズボラ、ルーズなどと自分に責任があると思うでしょう。しかし、病気の症状があるために片付けを進められないこともあります。

代表的な片付けられない病気を6つご紹介していきましょう。

発達障害で、片付けられない場合もあります。ADHDやADD・自閉症スペクトラムの方は、片付けそのものが少し難しい傾向が見られるからです。
ADHDやADDだと、独自の判断をするため片付いていると本人は思っていても、周囲から見るとゴミだらけという場合も。

自身が発達障害だと気づかずに、周囲との関係が上手くいかないことでうつ状態になり、片付けられない症状が出てしまうことも少なくありません。

強迫性貯蔵症いわゆるためこみ症という病気は、価値のない不要なものまでたくさんため込んでしまう症状が出ます。

ため込むに連れ、物を置く場所もなくなります。片付けようとするだけでも、苦痛を感じる病気です。

うつ病は、能力や意欲の低下が顕著です。気分がひどく落ち込むことがあり自ずとやる気すら起こらなくなり、部屋の片付けや身だしなみに無頓着になるなどもよくあります。

セルフネグレクトという病気は、「自分に関することを拒否する」症状があります。生きるための基本的な衣食住を維持できない行動になるため、その一つとして片付けられない症状も。

セルフネグレクトになると、片付けられない部屋にいることすら気にならなくなります。

統合失調症の症状はさまざまですが、ゴミを片付ける行為が低下する症状が現れる場合もあります。行動や会話が続かず、ふとした弾みに別の方向へ意識がいってしまうわけです。

そのため、集中できないので片付けをすることが難しくなります。

認知症は、物事を判断する能力が低下してしまう場合も少なくありません。
認知症だと「ゴミと認識ができない」「ゴミ収集日を忘れてしまう」ことにより、ゴミ屋敷化してしまうケースもあります。

高齢者に限らず、若年性認知症もあるので中高年にとっても大きな問題です。

病気以外の原因でも、部屋が片付けられない場合も意外と良くあります。性格的に片付けが苦手なだけかもしれません。

主な原因4つを説明します。

単純に片付ける時間がない方です。仕事・介護・子育てなどに追われいると、片付けに充てる時間が確保できません。

片付けられないのではなく、時間がないために部屋が汚くなっているだけです。

特に病気ではないにしても、ストレスがたまり掃除する気力がなくなると片付けられません。ストレスが引き金で意欲の低下に陥ることは、誰もが起こりやすいので身近な問題です。

買い物が好きな方、衝動買いをしてしまう方は、そもそも物が多いため片付けられないことが多くなります。不用品を捨てられないのに、さらに買ってしまう悪循環を引き起こしてしまうことも。

片付けや掃除が苦手で、上手くできない方もいます。片付けに苦手意識があると億劫になることも多いはずです。掃除のコツを覚えて、数分程度から始めると取り組みやすくなります。

ここからは「病気で片付けられないかも？」と思った時の対処法をご紹介します。

病気の疑いがあったり、ストレスを感じたりしていれば、対処法の中からアクションを起こしてみましょう。

業者に依頼すると片付けがスムーズに進められるのため、悩みをできるだけ早く解消できるはずです。病気ではないにしても掃除や片付けが苦手な方も、少しでもコツを学べると習慣化できる場合もあるでしょう。

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